兼業主婦マツノの日毎夜毎

出産・育児・家事・仕事のドタバタ劇を拙いイラストを中心に綴っております。趣味の写真、観葉植物、切り花、グルメ情報やレシピなど様々なカテゴリーも!

4回目の誕生日と命日

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ご無沙汰しております。

末っ子が無事に産まれて、

あれよあれよとバタバタの

毎日を過ごしてあっという間に

月日が過ぎてしまいました。

 

 

坊ちゃんは5歳の年長さんになり

弟を溺愛してくれています。

 

体外受精まで頑張って

やっと授かった末っ子は

すくすくふくふくと育ち

現在9ヶ月になりました。

冒頭の写真は生まれたての末っ子です。

 

坊ちゃんのキングオブちぎりパンには

負けますが、末っ子ちゃんも

なかなかなちぎりパンで

私の母乳には

なんかちぎりパンを製造してしまう

成分が多く含まれているのでは?

と思うほどです。(笑)

 

日々、子育て・仕事・家事に

追われていますが

今年も家族が1番大切にしている

大事な日がやってきました。

 

 

 

 

 

4回目の誕生日と命日

 

 

 

先ほどから次男のことを『末っ子

と呼んでしまうのは

我が家の次男はもう1人いるからです。

戸籍には残らなかった、私たちの家族。

 

トモの誕生日と命日を、末っ子ちゃんが

産まれてはじめて家族4人で祝いました。

 

 

わたしは5月に入り、命日が近づくと

どうしても抑うつのような状態になり

夜も寝られず、ぼーっと過ごしてしまう事が

多くこの命日反応だけは月日が経とうが

仕方がないんだなぁと感じました。

 

 

毎年この日までの心境をブログに

綴ってきましたが

今年はいろんな変化のあった

そんな年でした。

 

 

 

4年は長かった?短かった?

 

 

 

 

4年という歳月は

短いようで長く、

長いようで短い時間でした。

 

前を向くために、

次の命を考えようと

気持ちを切り替えてからは

とても長く感じたし

 

『死産』というトモとの別れから

もう立ち直りました、もう大丈夫です

というには短すぎる。

 

切り替えや前を向くという気持ちだったり

立ち直るというポジティブな気持ちは

可逆性に富んでいて

すぐに普段は張り詰めている

感情の氷を割ってしまう。

そこには4年前の私がまだ泣いていて

ツラい、悲しい、寂しい、受け入れられない

怒り、否定、無力感、親愛、慈しみ、愛情

色んな感情が詰め込んで蓋をされている。

 

赤ちゃんの世話もあるので

泣いて悲しんでばかりはいられないんですが

5月はどうしてもいろんな感情が

沢山溢れてきてしまって

どうしても苦しい日々でした。

 

 

 

5歳の死生観

 

 

 

そんな中5歳になった坊ちゃんは

まーあパワーアップして

四六時中お喋りしてる喋り魔なのですが

 

5歳くらいって『人はしんだらどうなるん?』

とか『なんでしんでしまったん?』とか

生と死について考え出す時期なのか

めちゃくちゃ聞いてきます。

 

で、トモがもうお空にいってしまった

ということも5歳なりに理解したのか

 

『トモは可哀想や』

 

と言ってきた事がありました。

 

今までは『いっしょに遊びたかったな』とか

『ぼっちゃんの弟やけど

お空に行っちゃったんよな』

とか自分の感情が強かったのに

 

 

産まれてこられなかったトモの事を思い

産まれてきたらもっと楽しい事が

いっぱいあって、

遊んだり美味しいものを食べたり

一緒に過ごす事が出来たのに

それが出来なかった事は可哀想だと

 

 

…成長したなぁ、坊ちゃん…と

思考の広がりに感動していた私ですが

可哀想って気持ちは

良い形に言い換えたいなあと

坊ちゃんに話してみました。

 

 

トモが自分のことを可哀想と思っていたかは

それはもうお母さんも分からないけど

トモは長く生きられない心臓の病気とかが

あっても頑張って大きくなって

一生懸命頑張った。頑張ったのに

可哀想って周りがいうのはおかあさんは

悲しくなるから頑張ったね、

一緒に遊べたらもっと楽しかったねって

思ってあげたいけどどうかなぁ?

今ぼっちゃんと末っ子ちゃん2人だけど

トモも居たらもっと楽しかったのにって

思うんだよね!

 

と話してみたら

『お腹の中で苦しかったのかな?でも頑張ったんやったらほめてほしいな!』

 

ちょっと涙を溜めながら

笑って言ってくれました。

私は坊ちゃんのこの感性が好きだし

大切にしてほしいなと思う素敵なところです。

 

 

 

 

 

次男はだれ?

 

 

これから先、

次男はトモ、3人目が末っ子ちゃんと

認識している長男の坊ちゃんが

 

『天国にいるなら次男じゃないだろ〜』とか

『話重いな〜』とか言われたりするのかな?

と思う事があります。

 

友達や周囲に家族構成などを話す時に

決して隠すことではないけど

誰彼構わず話して

聞かされた側が気を遣ったり

それに対して坊ちゃんがどう思うだろう?

と考えたり。

 

大人だって大切な家族の事だから

人に話したいけど、挨拶程度の人に

亡くなった家人の話を

いきなりしたりしないですもんね。

 

人との距離感を測っていくには

色んなトライアンドエラーを繰り返して

上手になっていくものだけど

兄弟を亡くすということは

なかなか全員が

経験しているものじゃないから

良かれと思って『可哀想』という

言葉が出たり坊ちゃんの思うような

リアクションが返ってこない事もあると思う。

 

でも彼の感受性や、弟を思う細やかな心を

大切にして欲しいなと思うので

これからもトモの命日を

誕生日としてお祝いしたいし

今はまだ0歳の末っ子ちゃんにも

もう1人の大切なお兄ちゃんについても

ずっとお話していきたいと思っています。

そして、それを人に話す時は

大切な話を出来る関係性を築く事や

自分のしてほしいリアクションや

言葉を人に期待しない事も

話し合えるように。難しいんですけどね。

 

でも『命』についてすごく考える機会が

多い事。それは授業などで

与えられる機会じゃなくて

我が家の日常にある。それはトモのおかげ。

大切な我が子。

お腹の中で頑張ってくれてありがとう。

私たちの元に生まれてきてくれて

本当にありがとう。いつかまた

小さなあなたを抱っこして抱きしめたい。

今日も4年前と変わらず大切で愛おしいよ。

お誕生日、おめでとう。大好きよ!

 

 

 

 

 

 

ブログをみてくださっている方へ

 

今、例えば我が子を死産や流産でなくして

どうしたらいいか分からなかったり

悲しみのふちに居て

このブログにたどり着いて

下さっている方がいたら

ぜひこの前向きな記事だけでなく

 

悲しみや困惑や後悔など

ドロッドロの思いの詰まった

関連記事も読んでみてください。

 

渦中にいる時って結局前向きな言葉とか

頭に入ってこなくて

こんな思いしてるの自分だけで

自分が悪いのかな?って責めたり

めっちゃ不安になるんですよね。

 

大丈夫です、四年経っても

ドロッドロの感情になる時もあるし

今日みたいに前向ける時もあります。

色んな気持ちがごちゃまぜに

なってよく分からん日もあります。

 

でもひとつ言えるのは

どんな感情でぐちゃぐちゃでも

どんな状態でも

生きてるだけで

本当満点です。100点。

 

 

 

 

全然更新出来てないんですが

ありがたい事に毎月継続して

何百もの方が見にきて下さってるので

本当にありがたくて。

 

全然更新出来なくてすみません。

また忘れた頃にお出会いできますように…(笑)

 

 

 

今日も、長くなりましたが

最後までご覧いただき

ありがとうございました。