※死産に関する記事になります
上記の内容であることをご理解いただいた上でご覧ください※
280日後に会いたかったあなたへ④です。
よろしければ
280日後に会いたかったあなたへ①
280日後に会いたかったあなたへ②
280日後に会いたかったあなたへ③
もお読みいただけると嬉しいです。
ホームトップにも挙げている
死産後の生活
〜1周忌ではなく
誕生日と呼びたい理由〜
も死産についての内容です。
- 大阪の胎児診断専門のクリニックを受診する
- 超高性能のエコーと1時間以上にも及ぶ胎児ドック
- 羊水検査は無麻酔、何のために行う検査？
- 全てが終わり2人が口にしたことは…
- 明日、結果説明。ホテルに宿泊するも現実逃避
それでは下から続きをどうぞ⇩
大阪の胎児診断専門のクリニックを受診する
胎児スクリーニングで
心臓をはじめとした
沢山の赤ちゃんの異常を初めて指摘され
次の日に紹介状で大阪の
胎児診断の権威である
クリニックを受診した私たち。
6時間以上の待ち時間の間に
多くの家族を見て
ここにいる全家族が
人生の岐路に
立たされているんだと感じました。
幸せいっぱい
マタニティーライフを送っています⭐︎
みたいな人はいませんでした。
超高性能のエコーと1時間以上にも及ぶ胎児ドック
他施設のエコーとは
明らかに違う超高精度のエコーで
赤ちゃんの脳からつま先の隅々まで
異常がないかを観察する。
1時間以上にも及ぶ胎児ドックを受けました。
全てを観察し終わった後に
結果説明がなされるのですが
職業柄、エコー中に
飛び交う略語が所々理解出来てしまい
結果を聞くまでに
色々な障害があることが
分かってしまいました。
ああ、間違いなんて
何もないんだな。
こんなに、可愛くて
元気にお腹の中で動いている
この子は本当に病気なんだ。
「病気の確率が高い」から
「病気だ」という確定に変わるんだ。
とエコーを見ながら涙が止まらず
血の気がひいてずっと寒かった
のを覚えています。
そして、すべての箇所を
エコーで見終わった時に
院長先生から
「羊水検査を
今すぐしましょう」
と提案がありました。
羊水検査は無麻酔、何のために行う検査？
その時私は２７歳。
年齢的にも、既往歴的にも
羊水検査の適応ではありませんでした。
なぜ？今羊水を調べて
この子の負担が増えたらどうするの？
なんのために？
と初め聞いた時は否定的でした。
しかし先生から
「エコーによる診察で
色んな異常が見つかったからと言って
それは確定診断とはならない。
確定診断がついていないと
生まれた時に確定診断をするための
検査を挟むためすぐ治療に移れない
そのタイムラグさえこの子には
もったいないし負担だと思う。」
と説明が。
生まれてくる前提で、
適切な治療を
迅速に受けられるように。
それなら何も拒む理由はない、
と即決で胎児ドック直後に
羊水検査を行うことにしました。
※※（羊水検査は子宮に直接針を刺すので少なからずリスクはあります。医師の説明をしっかり受けてご家族で話し合って受けてくださいね）※※
羊水検査は時間で言うと
5分もかからないくらい。
清潔操作なのでお腹をイソジンで消毒し
エコーを見ながら
赤ちゃんや胎盤を避け穿刺します。
無麻酔です。
先生がとても上手で
私は圧迫感と少しの鈍痛くらい、
ヤサさんのほうが
青白い顔をして
顔をしかめていました。（先端恐怖症）
透明の綺麗な羊水。
この羊水の成分から
染色体異常の有無を調べ確定診断を行う。
正式な検査結果は海外の検査期間を通して
通達されるので２週間後。
迅速診断は明日に
結果が出るとのことだったので
近くのホテルに一泊することになりました。
羊水検査が終わり、
子宮に針を刺したので
少しの時間
休憩室で安静にするようにと指示が。
全てが終わり2人が口にしたことは…
長い1日が終わった。
何も良い結果はなかった。
厳しい現実にただただ直面する結果となり
どちらからともなく
涙を流し2人で泣きました。
思っている以上に病状が重そうなこと。
生まれてくることも
やっぱり難しそうなこと。
そんな子がもし生まれてこられたとしても、
生まれてすぐに手術や
沢山の管に繋がれ
苦しい思いをさせてしまうんじゃないか？
「それならいっそ生ま
れてこない方が…」
そう口に出しかけた時
その言葉をヤサさんが
「違う」と遮りました。
普段、私の言うことを
ニコニコを肯定してくれ
自分の意見もあまり言わない人が、
泣きながら
「この子に
生まれてきて欲しい」
「俺たちは
親なんやから、
そう思っても
いいと思う」
と言ってくれとても気持ちが救われました。
でも頭の中では
障がい、重度、手術、
生まれてこられるかも
わからない
そんなことが
グルグルグルグルと渦巻いていて
混乱しており、
現実を全然受け止められずにいました。
明日、結果説明。ホテルに宿泊するも現実逃避
夜、ぼっちゃんと合流し
3人で近くのホテルで宿泊しました。
何を食べたのか、
どうそのホテルで過ごしたのか
あまり覚えていません。
ぼっちゃんは慣れない場所と
私たちの変化を感じ取ったのか
終始不機嫌で
なかなか寝付かず、
ぐずぐずと泣いてばかりでした。
羊水検査後なので
抱っこもあまりできず
ごめんね、ごめんね…と
坊ちゃんとお腹の赤ちゃんにも
何度も謝りました。
この日もあまり眠れず、
ヤサさんと思い描いていた
今後を話し合ったり
もし明日赤ちゃんの
染色体異常が確定となった時
どちらかに原因があると解っても自分を、
相手を責めないこと
2人で背負っていくことを話して決めました。
明日の結果で全てがわかる。
怖い、明日が来なければいいのに
何も知らず、赤ちゃんの
誕生を心待ちにしていた
あの頃に戻りたい。
この夜は現実逃避の夜でした。
280日後に会いたかった
あなたへ⑤に続きます。
いつもご覧いただきありがとうございます。
「はてなブックマーク」
していただけると励みになり
とっても喜びます（ ｉ _ ｉ ）✨
各ランキングにも
参加中です＼＼\\٩( 'ω' )و //／／
