兼業主婦マツノの日毎夜毎

出産・育児・家事・仕事のドタバタ劇を拙いイラストを中心に綴っております。趣味の写真、観葉植物、切り花、グルメ情報やレシピなど様々なカテゴリーも!

280日後に会いたかったあなたへ⑦

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※※死産の経験を綴った記事です

ご理解のある方のみごらんください※※

 

 

280日後に

会いたかったあなたへ⑥の続きです。

⑥はこちらからご覧下さい

 

 

www.matsunomatsuno.com

 

 

そのほか280日後に

あいたかったあなたへ①〜⑤については

この記事の最終ページか右上のサイドバーにある

死産カテゴリーからご覧ください^^

 

 

 

 

 

 

⇩⇩

 

 

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バースプランに悩む日々

 

 

18トリソミーの確定診断が出てからというもの

私は検索の鬼になっていました。

 

胎児診断の先生から信州医大の遺伝医学に精通している

18トリソミーにも積極的な医師がいることも聞いたのですが

当時1歳半の坊ちゃんと

張り止めで抑えきれないお腹の張りが持続していたので

とてもじゃないですが関西から信州医大に向かうこと難しく

断念することになりました。

 

 

私のお腹の赤ちゃんと同じような重症度の心疾患や、主要臓器の疾患の胎児で

どこまでの治療が行われているのか

そもそも治療を選ぶことがこの子の寿命に繋がるのか?

管に繋がれたまま、生まれてすぐに苦しい思いをいっぱいさせて

しかもそれが確実に効果的とはいえないかもしれない。

もしかしたらそのままなくなってしまうかもしれない。

 

正解のない迷路みたい、全部が行き止まりみたい。

 

自分の選択することが赤ちゃんを苦しめるんじゃないか。

この選択は親のエゴなんじゃないか

 

正解もないし、何を見ても調べても

どんどんどんどん暗礁に乗り上げる感覚になりました。

 

 

 

 

 

 

 

「もしも」の時のバースプランに手が止まる

 

 

 

 

 

胎児診断のクリニックの院長先生が

バースプランを作成する事を勧めてくれた時

 

「そんな幸せなものを書くの?」

 

と思いました。

 

そう、バースプランとは

出産時の希望を産院側に伝え

より良いお産になるように考えるもの。

 

「カンガルーケアがしたい」「すぐに母乳を吸わせたい」

「へその緒の切りたい」「夫以外の面会は断って欲しい」など

 

今の時代、母親のニーズを叶えようと産院も努力され

沢山のできることが増えています。

 

 

でも私のバースプランは?

 

生まれてすぐの手術や延命治療のこと、

そして生まれてくる前に

「もしも」のことがあり

生まれてこられなかった場合

どう過ごしたいかまで

考えておいたほうがいいと言われました。

 

この子はまだお腹の中で生きているのに、

そんなこと書けない。

 

 

どうしても「もしも」のことを想定して

書こうとしてもペンが進まず

涙が出てきて止まりませんでした。

 

お腹のこの子の

声が聞けたらいいのに。

「僕はこうしたいんだよ」って教えて欲しい。

 

情けないですが、自分の決めることに本当に自信が持てませんでした。

 

 

 

 

 

 

転院先が決定、積極的治療を目指す。

 

 

 

ヤサさんとくる日も来る日もバースプランについて話し合いました。

 

ヤサさんは「可能性があることは全部やってあげて欲しい」と言いました。

後は「坊ちゃんもちゃんと会わせたい。

NICUの窓からでもいいから、それができるところはあるかな?」

と坊ちゃんのことも考えてくれていました。

 

これでいいのかな。

そう思う気持ちはきっとずっと消えないから

 

この子にできることは全部する。

もちろん、この子の負担や現実的に出来ることかは

お医者さんと相談のもと行っていく。

 

その思いを具体的なバースプランにして

胎児診断のクリニックの院長にメールで送りました。

 

 

 

病院の目星をつけてくださっていたようで

すぐに返信があり、送ったバースプランも聞いていただける

京都府立医大に転院することが決まりました。

 

 

 

 

 

もう一つの大事な命に目を向けられていなかった

 

 

 

転院先が決まってホッとしたところでしたが

私はもう一つの大きな問題に直面しました。

 

坊ちゃんは当時1歳半だったのですが

聞き分けがよく、あまり駄々をこねることはありませんでした。

 

しかし、バースプランを作成している5日間は

ぐずぐずする日が続き、

どう宥めても大きな声で泣き喚く気が続きました。

 

その時は、お腹の赤ちゃんの

人生の指標を決めている気持ちだったので

坊ちゃんの辛さや寂しさに目を向けることができず

 

「赤ちゃんも頑張ってるし、

 坊ちゃんも頑張ろうな」

 

なんて思ってしまっていました。

1歳半の赤ちゃんに何を求めてるんやろう。

本当に母親失格です。

 

私の子供はお腹の子だけじゃないのに。

きっと坊ちゃんも私の不安定な状態を見て

不安で寂しかったんだろうと思います。

 

散々泣いて泣き疲れて寝た坊ちゃんの寝顔をいつまでも眺めて

自己嫌悪の毎日でし

 

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バースプランと坊ちゃんの話は次回まで続きます。

 

毎回ご覧いただきありがとうございます🤗🤗