兼業主婦マツノの日毎夜毎

出産・育児・家事・仕事のドタバタ劇を拙いイラストを中心に綴っております。趣味の写真、観葉植物、切り花、グルメ情報やレシピなど様々なカテゴリーも!

死産の原因は私?

※死産に関する内容なので

ご理解のある方のみご覧下さい※

 

 

 

 

 

www.matsunomatsuno.com

 

 

280日後に会いたかったあなたへ

というシリーズで

お腹の中の赤ちゃんの

先天性の病気がわかってから

産声のない出産、火葬を

経験するまでを描いてきました。

 

今後は今回のように

単発または短いシリーズとして

死産関連の投稿を

していこうと思います^_^

 

今回は『死産の原因』についてです。

死産後1週間の時の出来事を書いています。

 

1万分の1とも言われた

トモが死産になった理由とは?

 

夫婦として生きるということも

改めて考えさせられた出来事でした。

 

 

 

 

それではどうぞ!⇩

 

 

 

f:id:matsunon:20200718211208p:image

f:id:matsunon:20200718211219p:image

f:id:matsunon:20200718211237p:image

f:id:matsunon:20200718211401p:image

f:id:matsunon:20200718211428p:image

f:id:matsunon:20200718211436p:image

f:id:matsunon:20200718211623p:image

f:id:matsunon:20200718211806p:image

 

f:id:matsunon:20200718211629p:image

f:id:matsunon:20200718211635p:image

f:id:matsunon:20200718211641p:image

f:id:matsunon:20200718211649p:image

f:id:matsunon:20200718211823p:image

f:id:matsunon:20200718211841p:image

f:id:matsunon:20200718211849p:image

f:id:matsunon:20200718211916p:image

f:id:matsunon:20200718211922p:image

f:id:matsunon:20200718211930p:image

f:id:matsunon:20200718211937p:image

 

 

 

産後1週間、消えたいと思う日々

 

 

 

産休、1週間目。

とも君を産んで1週間が経ちました。

産後3日くらいは車椅子がないと

立ちくらみがあったり

気持ち悪さが出てきたりと

落ち着かない様子でしたが

 

そこからは独りの時間でした。

 

産休のはずなのに。

私の腕の中には赤ちゃんはいません。

代わりにあるのは

片手に収まる小さな骨壺。

 

あんなに羊水でパンパンだった

お腹はぺったんこ。

二度と感じないトモ君の胎動。

 

どこにも、居ない息子。

 

米津玄師さんの感電の記事でも

書いたのですが

 

www.matsunomatsuno.com

 

 

自分をとりまく感情は

虚無感と孤独感、そして

 

『消えてしまって、トモに会いたい』

 

という気持ちだけ。

 

希死念慮というやつですね。

やばかったです。

 

 

 

 

 

再び、あの涙が詰まった場所へ

 

死産後1週間。

私たち夫婦はある場所に

むかっていました。

 

坊ちゃんは保育園にお願いして。

夫婦2人だけで。

 

羊水検査をして、18トリソミー の

確定診断が下りたあの場所へ。

 

大阪の胎児診断専門のクリニックです。

 

 

溢れるほどの涙を流した場所。

厳しすぎる現実、わずかしか

残されていない未来。

 

でも、前を向いて

残りの時間を精一杯過ごそうと

夫婦で決めた場所でした。

 

今日はその場所で

『息子を死産した原因』

についての結果説明がありました。

 

 

 

結果がどうであれ自分を責める

 

 

流産または死産を経験した母親に

励ましの意味で

 

『先天性の染色体異常だったから、

 仕方がないんだよ。』

『仕方のないことなんだから、

 次は大丈夫だよ。

 責めちゃダメだよ。』

 

という言葉をかけたことはありますか?

掛けない方がいいです。

 

どう言われようが傷つくからです。

どう言われようが責めるからです。

 

我が子を健康に

生み育てられなかったと

いう自責の念は

どんな言葉をかけられても

消えないのです。

 

私はそんなアドバイス的な

ことは求めていませんでしたね。

ただ、一緒に泣いてくれるだけで…

それで救われたような気がします。

 

私は妊娠7ヶ月と

産休も目前まできていたので

周りもみんな妊娠を知っていて

死産になった事を

伝えなくてはなりませんでした。

 

何度心を痛めたか、

心で泣いて仮面のように

笑顔を貼り付けて。

 

その事については

また追々。

 

 

 

 

 

遺伝子検査でわかる事

 

 

今回の結果説明は

『染色体検査』と呼ばれるものの

結果説明でした。

 

羊水検査の迅速結果で

トモ君には

先天性染色体異常の

18トリソミー があることが

わかっていましたが

 

今回の染色体検査でわかるのは

一つ一つの染色体の形まで鮮明に。

そして18トリソミー の『構造異常の有無』

 

 

この事については医師にも

本当に調べるか

夫婦でしっかりと

話し合ってほしいと言われました。

 

 

種類とは…?

そして、夫婦でしっかり

話し合う必要があると

言われた意味が

実際に死産した今

よく分かるのでした。

 

 

 

 

夫婦として、その子の親として

 

 

 

 

クリニックに着いた時

あの時の感情がぶわあっと

蘇りました。

たった3週間前の出来事。

あの頃絶望した事も

涙を流した事も

まだあの子が

生きていたから出来たこと。

 

あの子はもう、居ない。

3週間前とは違う涙が

私の頰を伝いました。

 

染色体異常には

13.18.21トリソミーなどの他に

トリソミーの構造の違いもあります。

 

今回わかるのはそれでした。

 

18トリソミー の

標準型なのか他のものなのか

 

標準型でなく、転座型というものだと

遺伝による可能性がある。

 

つまり、私かヤサさんに

トモがこうなった原因が

あったという事になる。

 

我が子が亡くなった理由が

自分のせいだったら…

 

 

だから医師は原因を知ろうとするのか

よく夫婦で話合ってと言ったんだ。

 

 

夫婦としての関係も亀裂が入ったり

片方を責めてしまうから。と。

 

 

もしかしたら、このまま原因を

知らない方が幸せなのかもしれない。

 

もし、自分が転座型の染色体なら

もし、ヤサさんが転座型の染色体なら…

 

自分を、ヤサさんを責めずに

居られるだろうか。

 

答えは…出なかったけど

もし私かヤサさんのどちらかに

転座型の染色体があるのなら

 

坊ちゃんが大人になり

子どもを考えたいと思った時に

同じような悲しみを

味わってしまうかもしれない。

坊ちゃんの子どもが

死産になってしまったり

染色体異常を抱えて

生まれてしまう事が

あるかもしれない。

 

そう思うと、結果を聞かないと

いけないと思い

夫婦で聞くことにしました。

 

 

 

 

 

 

 

トモが生まれてこられなかった理由

 

 

 

 

染色体結果説明。

検体は中国まで運ばれて

検査されたそうです。

 

差し出されたのは1枚の用紙。

それは、47本の染色体達。

18番染色体が3本ありました。

 

『こんなものがひとつ多いだけで

 トモは生まれてこられなかった。』

 

悔しさが隠しきれませんでした。

 

 

そして、先生から出た言葉は

 

『18トリソミー の型は、

 標準型でした』

 

という結果でした。

 

 

 

 

『遺伝的要因ではなく、

 今回トモ君は

 妊娠すると避けられない

 数%の確率で染色体異常を

 引き起こしてしまったということです。』

 

『パパさんも、ママさんも

 なにも悪くないのよ。

 本当にどうしようもならなかった。

 むしろトモ君の

 心疾患の重さから考えたら

 あそこまで育ったのが

 奇跡だと思うくらい。

 よっぽどあなたたちの元に

 生まれたかったんだねえ。

 トモ君頑張ったね。』

 

『今度は遺伝的に起こることは

 ないってことだから

 諦めずに新しい命も考えてね。』

 

先生からの説明に、ホッとした部分と

どうしようもならないと言われた

不条理さと次…と考えられないモヤモヤに

 

頭がぐちゃぐちゃになりました。

 

標準型の18トリソミー で

トモほどの重度の心疾患を

持っている場合は

ほとんどが妊娠を継続できず

初期で流産してしまうそうです。

 

 

あぁ…本当にトモはお腹の中で

みえないところで頑張ってくれていたんだなぁ。

 

我が子を誇らしく思う気持ちと

どんなに頑張っても、

あの子にはもう会えないという気持ちが消えず

 

笑顔を作るので精一杯でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

夫婦として、2人で生きていこう。

坊ちゃんの両親として、トモの両親として。

 

 

でも…あの子に会いたい。

 

 

そこから私はどんどん自分の殻にこもり

自分で自分を苦しめてしまうのでした。

 

 

 

合わせてこちらもご覧ください^^

 

 

 

www.matsunomatsuno.com

 

 

www.matsunomatsuno.com

 

 

いつもご覧いただきましてありがとうございます。