兼業主婦マツノの日毎夜毎

出産・育児・家事・仕事のドタバタ劇を拙いイラストを中心に綴っております。趣味の写真、観葉植物、切り花、グルメ情報やレシピなど様々なカテゴリーも!

【いざ腎生検!】③主婦、突然難病になる。

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いつもご覧いただきまして

ありがとうございます(^-^)

お盆はバタバタと忙しく

更新が開いてしまいました🥺💔

 

さて、今日はIgA腎症の闘病記続編を

お送りします。今日のテーマは

『いざ腎生検!本当の地獄は

その後の6時間!?』です☺️

なんとも物騒な地獄とは…(笑)

 

 

前回までのIgA腎症関連の記事はこちらから

 

⇩⇩⇩

 

 

www.matsunomatsuno.com

 

 

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始めに漫画をまとめています☺️

 

 

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怒涛の同意書ラッシュ

 

 

 

腎生検前日。

ぼっちゃんは割とサラッと

泣かずにお別れをして

私は1人で担当医から

腎生検に関する説明を受けました。

 

主治医の先生は外来があるので

病棟担当の先生が腎生検を

担当するとのことでした。

加えて研修医の先生にも

させて欲しいと要望が。

 

私も一応看護師の端くれ…

研修医の先生達の

肩身の狭い思いが

痛いほど分かる…ッッ!!

何故なら何年も

近くで見てきたから!!!

 

…と私は協力しましたが

嫌な方は断っていいですよ。(笑)

 

ちなみに坊ちゃんの出産の時も

看護学生さんが付いたな…

断れないんだよなぁ。気持ち分かるし。

 

説明は、マァぱーっと終わりました。

看護師あるあるですね。

『自分が患者になった時説明端折られがち』

(笑)

 

 

1000人に1人くらいは

輸血が必要なほどの大量出血を

引き起こす危険があると説明がありました。

 

 

『滅多にある話ではないんですがね〜…』

と先生は笑っていましたが

 

トモの死産で1万分の1の確率に

遭遇した私にとっては

【滅多に起きないことは

自分の身に起こりうる】

と思って聞くようになりましたね。

 

 

あとはさすが大学病院。

何十枚もの同意書にサインをして

リハーサルに臨みました。

 

 

 

腎生検リハーサル

 

 

 

リハーサルって…(苦笑)とか思いながら

後々これはとっても

役に立つ時間だと感じました。

 

腎臓は後腹膜臓器といって

胃とか腸とか肝臓とかのあるお腹とは

さらに奥というか、

背中側に腹膜を隔ててあるんですね。

息をすると、腎臓ってそれに合わせて

動くんですよ。しかも結構。

 

それじゃとてもじゃないけど

安全に腎生検なんて出来ないので

エコーを見ながら

腎臓の、大きな血管には絶対当たらない

でも確実に糸球体は

採取できる場所を狙って

針を刺すんですね。

 

それには患者側の協力が

必要不可欠なんです。

息を大きく吸って、止める。

穿刺の間は止めます。

 

呼吸の吸い込みが浅くて

腎臓があまり上の方にあると

誤って腸を損傷してしまう危険性もあるので

出来る限りの深呼吸をします。

 

その呼吸と、エコーの角度と

穿刺針の角度全てが

しっかりと噛み合わないと

安全に腎生検を行うことができません。

 

 

研修医の先生が

何度もリハーサルをするもんだから

最後の方はうとうと

意識も明後日の方向で

担当医の先生に

『マツノさん緊張感なさすぎ〜』

笑われてしまいました。

 

 

 

 

いよいよ腎生検!…の前に前処置

 

 

 

そして次の日いよいよ腎生検!

…の前に点滴&全投薬と尿路カテーテルの

前処置がありました。

 

 

 

腎生検では痛みや緊張もあり

迷走神経反射で血圧低下や嘔気を

引き起こすことが割と多いらしく

 

制吐剤投与や輸液を行えるように

点滴をとるそうです。

 

そして、やんわりと痛みを和らげる&

緊張をほぐすために

アタラックスP(通称アタP)を

筋注で処置前投与します。

 

まーぁこのアタPが痛いんですよ。

濃いのでね。

ヒトの身体の浸透圧と薬剤の差が

大きければ大きいほど痛く感じます。

 

余談ですが注射が痛い理由は

もちろん看護師の腕もありますが

上に挙げた浸透圧の関係や

消毒のアルコールがきちんと

乾いていないとか

色々あります( ◠‿◠ )笑

 

 

ちなみに私はアタPで

全然意識レベルが変わりませんでしたね。

気分もなーにも変わらず。なんだそりゃ。

 

 

尿路カテーテルは、

【おしっこの管】ですね。

 

腎生検後6時間安静が続くのと

尿の観察も行われるので必要です。

 

坊ちゃんの出産の時にも

留置されたことがあるんですが

今回は少し痛みと

違和感がすごくありました。

 

あー、出産の時は

陣痛で痛みとか感覚が

全部ぶっ飛んでたんだなぁ〜と

しみじみ…😂😂😂陣痛ってすごい…

 

 

 

 

処置室は満員御礼!

 

 

そしていよいよ処置室に。

バルンぶら下げて歩いていきます。

 

すると処置室には人人人‼️‼️

部屋がギッチギチになるほど

人がいるではありませんか!

 

介助のナース、見学のナース

顕微鏡で糸球体をすぐに確認する医者

研修医数名と、医大生と、大学の先生。

 

いや、そんなに

珍しい検査か?!🥺

 

これには流石の私もビックリ。

 

『す…すごいギャラリーですね…』

 

『いやあ…マツノさんゴメンネ!☆』

 

テヘペロ☆って聞こえてきそうな勢いで

担当医からの可愛いごめんなさいを聞き

隣で変な顔色をしてチワワの様に震えてる

研修医の先生にエールを送りながら

腹ばいになって処置台に寝ました。

 

 

腎生検は…痛い。

 

 

 

あとはリハーサル通りでした。

肝心の局所麻酔は思ってた以上には

痛かったです。歯の麻酔よりは痛い。

 

表面の麻酔と、腎臓にたどり着くまでの

筋層などにも麻酔をかけるんですが

 

途中で切れてきちゃう感じで

2回ほど麻酔を追加してもらいました。

 

穿刺はバチン!という音と衝撃

来るな〜という感じで

じーっとエコーを見つめながら

先生の応援をしていて

『こんな強い患者さんは初めて…』と

担当医から言われたくらいでした。(笑)

 

 

まあ、そんな感じで

 

『痛くない』と思って臨んだら痛いし

『痛い』と思って臨んだら痛くない

 

なので、私は痛いと

お伝えしておきますね。😂笑

 

 

 

 

本番はここから。悪夢の6時間

 

 

 

 

 

そう。ここからが本題ですよ。

え?前置き2000文字?(笑)

 

無事腎生検で採取した細胞に

糸球体が確認されたため

(糸球体に病変がないか診断したいので

 それが無いとまたやり直しだから)

帰室許可が出ました。

 

 

処置台からベッドにうつるのも

全く身体を動かしたらダメなんですよ。

とにかく力を入れない。

それだけ腎生検後は

出血しやすくなってるから。と

 

穿刺した所を砂嚢という止血目的の

重い袋で圧迫しながら

満員だったギャラリー総出で

ベッドに移動させてくれました。

 

 

この砂嚢が……

この砂嚢との闘いが…

ここから6時間続くんです…(;_;)

(安静時間は病院によって違います)

 

 

 

まず、始めの3時間は

絶対安静

少しでも膝を立てたり

寝返りを打つこともできません。

とにかく仰向けのまま

じーーーっとすることを求められます。

 

まあこれが痛い&辛い‼️‼️‼️

 

 

先ほどから名前が挙がっている

砂嚢!!こいつが刺したばかりの傷口を

カッチカチに押さえるんですよ。

しかも押さえているのは自分の全体重。

刺したばかりの傷口に

自分の全体重がのしかかって

痺れるほど痛いです。

 

そして、その痛みが波及してか

全く身動きが取れず同じ体勢だからか

腰からおしりにかけても痛くなってきます。

 

対処法はないです。😭😭

痛み止めを早めに飲んでおくくらいかな…

 

 

人間って、普段じっとしていると言っても

絶対に寝返りや身動きはするんですよね。

寝ている時でも。そうして体にかかる圧を

逃さないと褥瘡(床ずれ)になっちゃいます。

 

私はアタPも効いていないので

ウトウトも出来ず

ただただ辛い3時間を耐え抜きました。

 

 

 

 

安静持久レース後半戦

 

そうして3時間がやっとの思いで過ぎた頃

一度出血確認のために

医師から診察がありました。

 

少し出血があるが、許容範囲内のため

絶対安静は解除で残り3時間は

ベッド上で過ごすが

生検していない側の膝を立てたり

砂嚢の圧迫は解除しない程度に

横を向いたり

頭を上げたりして良いとの許可が。

(((o(*゚▽゚*)o)))

 

 

膝をひとつ立てられるだけで

こんなに幸せなのか!!と

何気ない身動きで体が

軽くなることに感動しました。(笑)

 

そして食事許可も出たので

寝たまま食べることに。

寝ながらは食べられない

普通の形態のご飯が配膳されていたので

もうご飯は諦めようかと思っていたら

見兼ねた看護師さんが

ツナマヨおにぎりと菓子パン

買ってきてくれました。

気持ちが嬉しかったのと

無事に腎生検が終わった安堵感からか

マツノ人生の中で1番美味しい

ツナマヨおにぎりでした(´;ω;`)✨✨

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回のIgA腎症闘病記では

腎生検その後の入院生活と

それにまつわるお金のお話を少し。

 

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