兼業主婦マツノの日毎夜毎

出産・育児・家事・仕事のドタバタ劇を拙いイラストを中心に綴っております。趣味の写真、観葉植物、切り花、グルメ情報やレシピなど様々なカテゴリーも!

280日後に会いたかったあなたへ②


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※死産の経験を漫画にしています。

閲覧にお気をつけください。※

 

前回

280日後に会いたかったあなたへ①

の続きです。

 

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よろしければ一周忌の節目に描いたものもご覧ください^^

 

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280日後に会いたかったあなたへ①の続き↓

 

 

 

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胎児スクリーニング検査で

赤ちゃんに心臓を主とした

先天的な疾患が複数ある事がわかりました。

 

『長くは生きられないかもしれません』

 

という言葉が確かに耳に入り

聞こえているのに

全然理解ができませんでした。

 

お腹をしっかりと蹴り

胎動も坊ちゃんの時と

変わらないくらい感じていたため

今のお腹に感じる元気な状態と

伝えられた病状の深刻さが

マッチしていなかったからなんでしょうね…

 

ヤサさんも何度電話で説明しても

良く理解できない様子で

仕事を早く切り上げて

病院に迎えにきてくれました。

 

そしてその夜ヤサさんが坊ちゃんを寝かしつけてくれ

先生に言われた事を

泣きながら話しました。

 

心臓に重い疾患がいくつもあり

肺や脳の低形成・横隔膜ヘルニアや

小顎、羊水過多、耳介の低位置から

染色体異常の可能性が高く

心臓の異常の多さからも

産まれてくるのも難しいかもしれない事

 

治療を受けるにしても

この病院では診てもらえず

転院が必要で、

まずは胎児診断の権威である

大阪のクリニックを紹介されたので

一緒に来てほしい事を

ゆっくりと話しました。

 

普段泣かないヤサさん。

そんな人の目からポロポロと涙が溢れました。

 

信じられない、なんでこんな時期に?

なんで、こんなに元気なのに…

いっぱいいっぱい一緒に

やりたい事があるのに…

産まれてこられるかも

分からないって、そんな…

 

2人で沢山沢山泣きました。

 

ごめんな…俺が無理させたからかな…

と自分を責めるヤサさんを

見るのが辛かったです。違うのに。

 

 

つい先日名前も決めており

一生涯を大切な友達に恵まれて育ってほしいと

『とも』と名付けたところでした。

 

そんな中での先天性疾患の告知。

生まれてくることも厳しそうな見立て。

 

明日、胎児診断のクリニックで

もしかしたら、もしかしたら

 

『あれ?何も異常なんて見当たらないけどね?

元気な赤ちゃんだよ!見間違いだったのかな?』

 

なんて言ってもらえないかな。

と現実逃避のようなことを

考えてしまっていました。

 

 

 

どうして?なんで?…ごめんね…

 

 

頭の中をぐるぐるぐるぐる

その思いばかりが巡って

何も答えが出ないうちに

胎児診断のクリニックに受診する日の

朝を迎えていました。

 

 

 

そこでは忘れることのできない

大切な先生たちとの出会いが待っていました。

 

人生で3本の指に入るほど沢山泣いた

2日間が幕を開けました。

 

280日後に会いたかったあなたへ③

に続きます。