兼業主婦マツノの日毎夜毎

出産・育児・家事・仕事のドタバタ劇を拙いイラストを中心に綴っております。趣味の写真、観葉植物、切り花、グルメ情報やレシピなど様々なカテゴリーも!

280日後に会いたかったあなたへ③

f:id:matsunon:20200611141603p:image

こんにちはマツノと申します^_^

 

※この記事は死産に 

ついての記事になります。

閲覧にはお気をつけくださいm(__)m※

 

 

是非興味のある方や

自身も同じようなご経験をされた方は

 

●280日後に会いたかったあなたへ①

 

www.matsunomatsuno.com

 

●280日後に会いたかったあなたへ②

 

www.matsunomatsuno.com

 

●死産後の生活

〜1周忌ではなく誕生日と〜

 

www.matsunomatsuno.com

 

の記事も読んでいただけると嬉しいです😊

 

 

 

 

f:id:matsunon:20200611141609p:image

 

f:id:matsunon:20200611141948p:image

f:id:matsunon:20200611142000p:image

 

f:id:matsunon:20200611142056p:image

f:id:matsunon:20200611142101p:image

f:id:matsunon:20200611142122p:image

f:id:matsunon:20200611142132p:image

 

お腹の赤ちゃん

心臓を主とした様々な

重い先天性の疾患があると分かった夜

夫婦で泣き明かしました。

 

坊ちゃんはその当時1歳半くらいで

本当に可愛い盛りでした。

(いまは今で違った

 可愛さを堪能していますが)

 

なので、私たち夫婦は

安易に先のことを

想像して

しまっていたんですね。

 

2歳差で楽しく遊ぶ兄弟の姿を。

坊ちゃんはきっと

イヤイヤ期と赤ちゃん返りが被って

大変どころの騒ぎじゃ

なくなるだろうけれども

それでも

家族が4人に増えた

幸せな時間が

すぐそこに

待っているんだ、と。

 

 

つい先日名前をつけたお腹の赤ちゃん

『とも』はその日も元気に

ポコポコとお腹を蹴っていました。

 

こんなに元気なのに

本当に生まれてくることも

難しいのか?

なんで、なんで、なんで…

 

可能性があると言われた

先天性疾患や治療法、治療成果を 

ネットで調べながらも 

 

『嫌だ、ちがう。

 この子は元気だ。』

 

と認めたくなくて

一晩中泣き明かし

朝を迎えました。

 

そしてそのまま

藁にもすがるような思いで

大阪の世界的にも有名な

胎児診断の権威の元を訪ねました。

 

坊ちゃんはお義母さんが大阪まで同行し

受診の間、子守りをしてくれていました。

 

お義母さんにはお腹の赤ちゃんに

[重い病気がある可能性が高いので

今から詳しく検査をする事]を伝えると

 

『気を確かに持ってね』

『坊ちゃんの事は任せて』

 

励ましてくれると同時に

 

『どっちの家系にも

そんな事なかったのにね…

何があるかわからないね…』

 

と言われた事が忘れられません。

 

 

お義母さんに悪気はない事は分かっています。

 

でも、まだ何もこの子の障がいを

受け止め切れていない

私とヤサさんには

厳しく聞こえた、

私たちが責められたように

聞こえた言葉でした。

 

『もしかしたら…』

 

があるかもしれない。

お願いだから、少しでも

前向きになれる結果であってほしい。

 

そんな一握の希望は

粉々に打ち砕かれ、厳しい現実を

突きつけられる結果となったのでした。

 

朝9時に受付を済ませ、

待合はすべての椅子が埋まっています。

全国からも患者さんが集まるクリニックなので朝から満員です。

 

案内された通り別階のラウンジへ。

 

コンシェルジュの方がいて

映画がプロジェクターに映し出され

マッサージ機や無料の飲み物が

準備されていました。

 

きっと、赤ちゃんの障がいを知らされず

このクリニックに来たら

この整った設備とホテルのようなおもてなしに

良い気分で過ごせるんだろうな〜

ぼんやりした頭で感じました。

 

夫が同伴でないと受診が

できない仕組みになっていて(現在はコロナの感染予防の為変更されている模様)

 

子連れの方も数組おられました。

 

近くの動物園が開園するまでは

坊ちゃんとキッズルームで遊んでいたんですが

そこで出会ったママさんが

 

『急に、こんな事になって…

 上の子もいるし…

 どうしようって思ってます…』

 

 

と弱々しく溢されていて

 

ここのクリニックにいる患者は皆

不安を抱えてここに座っているんだ

 

私みたいに検診先で

赤ちゃんの異常を知らされて

セカンドオピニオンまたは

確定診断のために受診した人

年齢や過去の妊娠、

検診中の不安から自主的に受診されている人

 

人生の分岐点に

いる人ばかりなんだなぁ。

と少し怖くなったのを覚えています。

 

9時に受付をしエコーに呼ばれたのが

16時ごろ。お腹が張って、つらくて

とても長く感じました。

それだけ緻密に診察されていると

いうことです。仕方がありません。

 

院長先生はメディアにも出演されたり、

世界を飛び回るようなとても有名な先生で

その先生の前に技師さんのエコーがあり

その後院長が診察をしてくださいます。

 

今までに見たこともないような

鮮明で綺麗な4Dエコー

かわいい赤ちゃんの顔が

画面いっぱいに

映し出されました。

 

『綺麗な顔立ちしてるね』

 

先生がにこりと笑って言ってくれた一言で

少し心が穏やかに。

 

今もこの胎児ドックで撮影していただいた

綺麗な顔のエコーを印刷して

仏壇のスペースに飾っています。

 

後は頭のてっぺんから爪先まで

他の医師たちが『最後の砦』と呼ぶほどの

先生のエコーが始まりました。

 

診断結果はすべてのエコーが終わってから。

体の部位や略語がバァーッと飛び交います。

 

わたしも看護師なので、

聞こえて分かってしまう言葉が沢山あり、

我が子には色々な病気があるのだと

エコーの段階で分かってしまいました。

 

1時間以上のエコーが終了し

結果を待つ前に

 

『羊水穿刺をしましょう』

 

と打診がありました。

 

あぁー…決めるんだ、

病気を確定させるんだなぁと私は冷静。

昨日ネットで検索をしまくって

知っていた内容でした。

 

ヤサさんは戸惑っている様子でした。

 

ああ、 

ほんとうに ほんとうに

この子には 病気があって

もう、いまそれが目の前で

きまるんだなあ

健康で元気な子には…この子を

産んであげられないのか…

 

そう思い涙があふれました。

 

 

 

 

長くなりすぎるので

280日後に

会いたかったあなたへ④

へ続きます。

 

いつも閲覧ありがとうございます☺️

『はてなブックマーク』

していただけると嬉しいです^_^

 

にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村

 


ファミリーランキング

 

ポチッとクリックしていただくだけで

励みになります!ありがとうございます!☺️